古き良きSL                                        審査員特別賞:名古屋市上下水道局大治浄水場 中川 拓美氏

古き良きSL                                        審査員特別賞:名古屋市上下水道局大治浄水場 中川 拓美氏

フォトコンテストのコーナー

第41回組合だよりフォトコンテスト 応募作品

会議コーナー

定例理事会

開催日時 8月6日(水)午後3時

 

開催場所 水道会館

 

理事の定数 18名 出席理事 18名

組合三役
組合三役
総務委員会
総務委員会

広報技能委員会
広報技能委員会
資材委員会
資材委員会

広報技能委員会
常務委員会
資材委員会
組合員証授与式(太光設備株式会社)

お知らせコーナー

第42回組合だよりフォトコンテストのお知らせ

ご挨拶コーナー

ティーブレイクのご案内

名古屋市上下水道局 料金課長

山口 順子

 

 名古屋市指定水道工事店協同組合の皆さまには、日頃より給水装置関連業務のほか、地域での防災イベント等でのご協力を賜りありがとうございます。今年度から料金課長を拝命いたしました山口と申します。3年前も営業部に所属し、営業所の4方面改編に関わっておりました。3年振りの上下水道局・営業部で所掌業務は異なりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 この度、「組合だより」への投稿の機会をいただきましたので、水とも縁のある自身の趣味について少しお話させていただきます。社会人4年目に友人からの誘いをきっかけに、現在まで茶道を習っています。抹茶の爽快な味わいに加え、季節ごとの菓子、抹茶碗等の道具類など、美味しいものや綺麗なものに占められた空間に心躍り、ワクワクと取り組んでいました。しばらく続ける中で、普段の生活にも応用できそうな考え方のヒントを実感することも増え、得られる面白さの幅も広がりました。

 面白いと感じた一点目としては、段取りやものの配置の緻密さです。流派にもよりますが、季節のほかお客様の人数や立場等に応じ、様々な点前(やり方)があります。点前によって道具を置く位置や使うタイミングも異なり、理由が分からないと思いつつも繰り返すうちに、一連の流れの中で位置やタイミングの違いに合理性があると納得することが増えていきました。

 二点目は、誰かとともに行動する際に、相手の動きやすさを優先とすることです。普段の稽古では茶会や茶事等の行事を想定していますが、ゲスト(お客様)とホスト(亭主)との関係では、ホスト側がお客様をもてなすのに色々と気を配るのと同様に、ゲスト側でも亭主の意図を察してスムーズに対応することが求められています。互いに相手の意向を想像し、行動に移すホスピタリティは、普段からの色々なやり取りにも応用可能だと感じています。

 具体的に考え方のヒントとして実感するのは、子どもに家事をやらせる際に動線や段取りも事前に伝えた方が本人もストレスなく取り組んでいる場面です。ただ、本人が思い描くやり方を邪魔せず、うっとうしがられない程度のアドバイスの塩梅が悩ましいです。

 また、亭主としてのもてなしには、自分の力の及ぶ限りで最良の準備をすることも含まれます。抹茶や煎茶などの緑茶が現在と同様の淹れ方となった戦国時代では、清涼な水を用意するために、評判の高い湧き水(名水)を汲みに行った記録も残っています。緑茶を淹れたりするには軟水が適しており、好まれた湧き水も軟水が多かったようです。現代は水道の蛇口から清涼な軟水を確保することができ、遠方まで出向くことなく自宅に居ながらで最良の準備が整います。休日など余裕のあるときはお好きな菓子や軽食とともに、仕事合間に休憩をとるときは気分転換がてら、美味しいお茶を淹れてその味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

青年部会コーナー

第213弾定期夜間勉強会 「ピラティス」

                      開催日 令和7年7月16日

                      場 所    水道会館4階       

                      参加者       15名

 

 7月16日(水)に第213弾定期夜間勉強会として、スタジオnano様を講師にお招きし、「ピラティス」をテーマで開催しました。

 ピラティスとは、呼吸と深層筋に特に意識を向けながら、「正しい体の使い方」を覚えていくエクササイズです。リハビリから出来上がったピラティスエクササイズは激しくない動き、小さな負荷の動きも沢山あります。運動が苦手な方、運動に慣れていない方でも安心して行えるエクササイズです。参加者の方も無理のない運動なので楽しんで参加されていました。

 これからも様々なテーマで定期夜間勉強会を開催していきますので、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

 

講師挨拶
講師挨拶
講習風景(1)
講習風景(1)

講習風景(2)
講習風景(2)
講習風景(3)
講習風景(3)

青年部会コーナー

青年部会メンバー大募集中

筆の泉コーナー

「物を大切に」

西部水処理事務所  主任  清水 丈誌

 

 私はよく人から「物持ちが良いね」と言われます。自分ではそこまで気にしていないのですが、無意識に物を大切にしているようです。いま自分の身の回りを見渡しても「眼鏡」は9年ほど、「財布」は10年ほど、「サンダル」は18年ほど使用しています。そんな私ですが、どうしても長く使えない物もあります。

 例えば「傘」です。10年ほど前の梅雨の時期のこと、その日は朝から雨が降っていたため購入して間もない傘を持って仕事へ行きました。仕事が終わり帰宅途中、自宅の最寄り駅前のコンビニへ数日ぶりに立ち寄ると、店先に見慣れない筒状の機械が置いてありました。前の人が使っているのを見ていると、中心部に開いている穴に閉じた傘を差し込むと、傘に付いた水滴を搾り取ってくれるようでした。早速私もその機械を試してみることにし、前の人を真似て傘を閉じ機械の穴に差し込んでみると、予想外に「バキバキバキッ」と嫌な音がしました。驚きながら機械から傘を取り出してみると傘の骨があらぬ方向に曲がっており、傘を開こうとしても開きません。家まではまだ距離があり雨脚も強かったため、仕方なくコンビニでビニール傘を買いましたが、何故こんなことになったのかよく分かりません。私の傘の入れ方が駄目だったのかと思い、コンビニの中から機械の使い方を何人か観察していましたが、特に違いはありませんし、傘が壊れた方もいませんでした。それ以来この時に購入したビニール傘を使用していますが、未だに壊れることもなく使用できています。

 同じく「傘」ですが、7年ほど前のこと、あまりにも夏の日差しが暑いため折り畳みの日傘を購入しました。通勤時に使用していたのですが最初の夏は何事もなく無事に終わり、迎えた次の年の夏。1週間ほど問題なく使用していたある朝、職場の最寄り駅で日傘を開けたところ「パキッ」と嫌な音がしました。不安な気持ちで日傘を見てみると、日傘を開ききったときに止めるリング状の部品が取れていました。仕方なくその日は日傘を手で固定して使用しましたが、両手が使えなくなり不便なため、泣く泣く日傘は処分しました。その後、両手が自由になる帽子を購入し、今も使用しています。

 最後は「箸」です。子供の頃はよく食事中に箸の先を噛んでしまい、何膳もの箸を駄目にしていましたが、大人になってからはそれも少なくなり、数年に一度ぐらいの頻度でしか箸を噛んでしまうことはなくなっていました。5年ほど前のこと、誕生日プレゼントとして家族から箸をもらいました。見た目や触り心地もとても良く、使い心地も素晴らしい物をもらい、これは丁寧に扱わなければと多少緊張しながらも、その日の食事は楽しく無事に終えることができましたが、翌日の夕食時、新しい箸で気分良く食事をしていると「ガリッ」と嫌な音が。恐る恐る箸を見てみると片方の箸先が無残な姿に。これには相当落ち込みました。というのも、誕生日プレゼントを翌日に破壊したということもあるのですが、その時は1週間ほど前にも箸を1本噛んでしまっていたからです。それ以来、生き残った太さも長さも手触りも不揃いな1本ずつをペアとして使用しています。

 

談話室のコーナー

「お腹を痛めて産んだ子はかわいい」は本当?

株式会社ワカマツ 大矢 あい

 出産に伴う痛みの表現として「鼻からスイカ」などとよく言われます。出産経験者の私からするとスイカ以上な気がする程痛かった記憶があります。

その痛みが我が子への愛と直結するのでしょうか。その痛みを和らげる無痛分娩で産んだ子に対してはかわいさが半減するのでしょうか。

 ここからは私個人の経験を語らせて頂きます。私は2人の子を持つ母です。第一子は自然分娩で出産しました。分娩時間は約36時間。子宮口が5~6cmまでは何とか耐えられましたが、そこから先が地獄でした。ダンプカーで腰を砕かれるような痛みが襲い、次の陣痛の波が来るのが恐怖で何度もナースコール。最終的に痛すぎて立会をしていた旦那の腕に噛みつく始末。産まれてきた我が子を見た瞬間に「かわいい!」の感情は沸きましたが疲労困憊でした。写真を見ても悲惨です。

 この経験を踏まえ第二子は「無痛分娩」一択。私の出産した病院では分娩日を予め決め、その日に人工破水、麻酔の処置、促進剤投与、出産までを行う流れでした。子宮口が徐々に開いているものの麻酔のお陰で痛みはほとんど無くリラックスすることができました。そのうちに子宮口全開になり、助産師さんの掛け声に合わせていきみました。15分程いきんだ後に「おぎゃー」と第二子誕生。我が子を見た際に第一子と同様に「かわいい!ママのところに来てくれてありがとう」という感情が湧きました。入院中も第一子の時とは異なり、体力面で余裕がありました。

 日本産婦人科学会によると2023年の総分娩数に占める無痛分娩の割合は11.6%であり、年々増加はしているものの欧米諸国と比較すると低い割合です。(アメリカ73.1%、イギリス60%、カナダ57.8%、フィンランド89%)メリット、デメリットをおいて日本で普及しづらい理由として慈恵病院によると「無痛分娩は愛情が薄くなるという思い込みがあること」、「痛みに耐えてこそ母親になる資格があるという風潮」が挙げられています。私は決して全員が無痛分娩にすべきだとは思いません。医療的なデメリットもあるし、医療が介入しない自然な分娩を求める人の考えも理解できます。ただし、妊婦本人が無痛分娩を希望しているが、愛情が湧くか心配や、妊婦の周りにいる方が上記のような考えを持っている為無痛分娩を選択しにくい状況であれば問題だと思います。私の経験上痛みは関係なく子への愛情は沸き、子が私を母親にしてくれました。そのような心配や考えは不要だと断言できます。無痛分娩を選択したい場合に限り無痛分娩推奨する考えではありますが、費用の問題もあります。無痛分娩は通常の分娩に加えて費用が発生します。私の場合はプラス10万円でした。私は最初から無痛分娩を考えていた為10万円をプラスした金額が当初からの想定金額でした。10万円は決して安くなく、無痛でなくても出産できるのであれば費用面から諦める方がいるのも考えられます。一方、無痛分娩が普及している諸外国の多くは、無痛分娩を保険適用にして無痛分娩を選択しやすい環境整備がされています。日本政府は2026年から正常分娩(自然分娩)の保険適用や無償化などの政策を検討していますが、是非無痛分娩まで保険適用することを検討して頂きたいです。全ての妊婦さんが安全かつ不用な心配をすることなく希望の出産方法が選択できることを心より望んでいます。

 

 

法律コーナー

下請業者に自社車両を貸与していた場合の自損事故

弁護士 成瀬 洋二 

 

会社の従業員が事業の執行について第三者に損害を与えてしまった場合、当該従業員だけでなく、会社も第三者に対して損害を賠償する責任を負うことがあります(民法715条)。これは、従業員を使用して利益を得ているのであるから、従業員の使用によって生じた損害についても、それを負担させるのが公平に適うという考えに基づくものです(報償責任の原理)。

 会社としては第三者に損害を賠償した後に、従業員に対して、その費用を求償できうるところですが、従業員の過失の程度や会社と従業員との関係などから信義則上、その求償請求が制限されてしまうことがあります。そして、さらに従業員が業務上の過失によって会社の所有物に損害を与えてしまった場合にも、同様の考えに基づいて、会社による従業員への損害賠償請求が制限されてしまうことがあるのです(最高裁昭和51年7月8日判決)。

 今回は、建設業を営むX社が業務委託先の従業員YにX社所有の自動車を使用させていたところ、Yが自損事故を起こしてしまったため、X社がYに対して不法行為に基づき、約400万円の損害賠償請求をした事案(東京高裁令和6年5月22日判決)をご紹介します。今回の事案では、実際に雇用関係がない下請業者であったとしても、自社の従業員と同様に指揮監督関係があれば、上記最高裁判決の法理が妥当し、会社による損害賠償請求が制限されてしまうのかどうかが争われました。

 判決では、X社とYとの間には直接の雇用関係がないものの、YはX社の従業員から解体作業や廃材の運搬について具体的な指示を直接受けてX社の車両を使用していたのであるから、直接の雇用関係がある場合と同様に賠償責任の制限がされるものというべきであると言いました。そして、X社の規模や保険契約の内容、Yの業務内容や過失の程度などを考慮し、X社がYに対して請求しうる損害賠償の範囲は、信義則上、損害額の10%を限度とするのが相当であると判示しました。なお、第1審判決でもX社の請求は制限されています。

 下請業者の中には一人親方として業務委託の形式を取りつつも、実際には自社の従業員と同じように指揮監督を受けながら働いている場合もままあるのではないでしょうか。そのような業者が過失によって会社の所有物に損害を与えてしまった場合には、上記裁判例を考慮しつつ慎重な対応を取る必要があります。当該業者の過失の程度や意向次第では、会社として一定程度の負担を受け入れて、当該業者と負担割合を定めた合意書を交わしておくことが無難であると考えます。

 

木祖村コーナー

木祖村だより

事務局だよりコーナー

シャッチーくん

 組合員の皆さまに親しまれている組合のロゴマーク「シャッチーくん」ですが、誕生ヒストリーをご紹介させていただきます。平成12年の組合だより10月号で「21世紀に向けて組合をPRするロゴマーク」と題して、組合員さんから「これぞ、名古屋の水道組合‼」と思わせるロゴマークとして募集をかけ、平成13年2月号で組合ロゴマークとして発表されました。ということは、シャッチーくんは現在、24歳の若者ということになります。

 以後、シャッチーくんは様々な印刷物に登場したり、時にはモバイルバッテリーに変身したりと大活躍してくれています。令和5年には広報技能委員会で着ぐるみの製作に向けての検討が開始されました。ずっと横向きの「シャッチーくん」しか見たことがなかったため、当初は立体的な姿が全く想像できませんでした。何度も製作メーカーとの打合せを重ね、令和6年5月の通常総会で組合員さんに初披露目が行われ、6月には水フェスタにも登場し、多くの市民から高評価を得ました。特に子供たちには大人気で、満面の笑顔で「シャッチーくん」と触れ合っていました。

 イベントの閑散期は少し冬眠したり、クリーニングで里帰り(製作メーカーが宮崎県のため)する時期もありますが、これからも「シャッチーくん」は組合をPRするロゴマークとして活躍していきますので、よろしくお願いします。

(N・Y)